石積みの家のくらし

五右衛門風呂 by 住人B


風呂場
五右衛門風呂はあまりにも有名ですが、我が家のお風呂は薪を燃やす直火焚きで、浴槽は普通に四角い鋳物ホーロー引きです。今思えば不思議ですが、迷いもせずに、これにしたような気がします。
床は足ざわりの良い自然石。天井は竹を渡して自然換気できるようにしたため、のぼせません。直焚きなので腰からじんわり温まります。ついつい長風呂の習慣に。
焚き口の火煙突から出る煙
あわてている時や、イライラしていると、不思議と火付けに失敗する事があります。そんな時は「スイッチポンの時代 になんてこった。」と思う事も。でも、気を取り直して、ちゃんと手順を追ってやり直してみれば何のことはないんです。マッチの火が焚きつけの松葉に燃え移 り、あっという間に上にのせた小枝群を赤い炎が包み込む。パチパチと音をたて始めたら、この炎が、無事太い薪に移るのをあと少しの間、見守って、、。本格 的にいい音がしてきたらもう大丈夫です。
お風呂の火付けというと、吹き竹で「ふーふー」やるイメージがあるみたいです。我が家に吹き竹はありません。これで、夏なら2,30分。冬でも50分程度。その間中、「癒し系の香り」があたりに漂います。
薪を燃やすといつも思うのですが、あの煙はなんともいえない良い匂いです。やけに落ち着きます。しかも、それに雨上がりが重なると、格別です。