石積みの家のくらし

梅干す景色 by 住民B


梅干す景色
毎年、梅干を漬けます。梅の出来によって、多かったり少なかったり、、。今年は16キロです。赤じそを一緒に漬け 込まないで、梅だけでやるので、真っ赤にはなりません。それでも、(塩漬けした状態で)黄色かった梅が、みるみる赤みを帯びます。ジリジリと強い日差しの 下の梅干たちは、思いっきり夏の頂点の景色です。あの強烈な酸っぱさは、強烈な日差しと重なります。夕方、日が陰ってから、梅をひとつ、ひとつ、ひっくり 返しますが、梅も人もホッとするひと時。あったかくて柔らかな感触が、梅干干しの楽しみです。
下の写真は、出来た梅干をガラスのビンに詰めたところ。少なくとも2年は待つ事、という師匠の教えに従って、我が家では今、3年物を食べています。細い緑の蓋の瓶は、青梅で作った梅ジュース。甘い梅シロップのようなものなので、酢の物などにも使えて便利です。
梅干と梅ジュース
2007.8.12