石積みの家のくらし

切り干し大根 by 住民B


切り干し大根ができるまで
今年は大根が良く出来ました。冬の野菜として畑に穴を掘って土の中に埋めてボツボツ使うとしても、有難い事に、到 底春までに使いきれる感じがしません。漬物の他に、保存食として切り干し大根という手がありました。タクワンをつけるのに大根を丸干した事はありました が、干した大根が目的でやったことはなかったので、細いのやら、曲がったのやら、一切集めて初挑戦しました。せん切り大根はおなじみですが、せっかくの自 家製ですから、刻む手間も考えて、薄く輪切りにしたものと、5,6センチの長さで細く縦割りにしたものを作ってみました。
【写真右】真っ白でみずみずしかったものが数日で生成りの漢方薬風に。さっそく試しに水で戻して食べてみました。なんとびっくり!そのままでも思いの他甘 みがあっておいしいじゃないですか。ポリポリ感もたまりません!まさに素朴な味わい。干し具合なのか、戻し具合なのか、歯ごたえが絶妙です。それで、単に 水で戻しただけのものを絞って、かつお節と酢醤油をちょっとたらして食べてみました。これでも十分一品でいけます。生大根の辛味がちょっと残っているのが 以外で、しかも食感は干し大根ならではのパリポリ。干し野菜は栄養価も高いようですし、保存食としても優秀です。切り方、干し方、料理法と、かなり奥の深 そうな世界ですが、今回の干し大根、気に入りました。
ただ、この今回の場合の難点は、広げるのでザルがたくさんいるのと、場所を取るって点。いろいろやり方があるようなので研究の余地あり、というところです。
2008.12.16