石積みの途中の家 by 住民B |
石積みの途中の家も今年で4年目を迎えます。「進行中の家」の方で時々お伝えしていますが、窓のアーチが組
みあがり、入口が形作られると、段々景色として存在してきます。完成してしまえば決して見られない途中の景色。主屋に比べると小さな建物ですが、もう15
年位も前になる、主屋を作っていた頃を思い出します。 こうして何年か野ざらしになっていた石積みの最上部に屋根がのった時、突然真っ暗になったような記憶。そして徐々に外の景色が絵のように浮かび上がった記 憶。この中に本当に住めるんだろうかとちょっと思った時。中の造作が進んで家らしくなっていった思い出。そして、電気が通って、その灯りが石壁を初めて照 らし出した記憶。また、そんな数々に出会える期待のオーラを、この石積みの途中の家がまとい始めた感じがします。 (画像上)一度も食べた事のないスチュウーベンのぶどうの木越しの石積みの家。ぶどうと石はとっても良く合います。 |
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2009.9.1 | |
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