火の用心 by 住民B |
「火の用心。」このシンプル極まりない、〈かまどのスス、掃除用蓋〉の作りとデザイン、いつ見ても関心する
ほど完璧です。どのくらい歴史があるものなのでしょうか。恐らく変わりようがないのでしょう。これは直火焚き風呂釜の煙突の下の掃除用口です。外に露出し
ているため、さびています。ススの掃除用口の蓋という性格上、汚れは必至であるのに、汚れてなお良し、というところに関心します。黙って実直に見守ってい
る「火の用心」の一言。まさに見張り番の感じがクールです。 木の椅子の隣に見える小さな洞穴のような奥に、もう一つの掃除口、「火の用心」があります。この穴が伝説の石壁に後から削岩機で開けた穴です。こんな所に 掃除口がいるとは思いもしなかったみたいです。当時私も現場で見ていましたが、それはそれは大変な仕事でした。これから石積みで何かを造ろうとする方、後 仕事には気をつけましょう。 |
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2009.9.28 | |
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