石積みの家のくらし

障子貼り by 住民B


ついたてとして使っている障子戸と愛犬
この「ついたて」として使っている2枚の障子戸は、以前住んでいた住宅の裏にあったお寺が、改装のため障子 戸を処分しようとしていたものを、もらったものです。戸の枠に西の4番とか書いてある代物です。それに、足を作って、はめて立ててあるだけのものですが、 大変役に立っています。このついたてとケヤキの火鉢との間に愛犬のベッド(大きい座布団ですが)を置いています。ちょっと囲まれたスペースになっているの で落ち着くみたいです。若い時は日中は外にいた愛犬も最近は、ずっと家の中でこのベッドや、掃き出し戸の前の座布団で寝ています。
さて、障子の話ですが、愛犬がこのように寝ているので、突然前足を突っ張って、バリン!っと、大事な障子紙を突き破ることがあります。実際、一番の下の段 だけは2重にしてありますが、先日、夜中おかしな音がしたと思ったら、どうやら貫通したようです。まあ前回貼ってから相当時間が経っていたので、今回は補 修ではなく、全面張り替えることにしました。思い切って色も違うものにしようかとしたのですが、カラー障子紙というのは以外に扱っているところが少ないで す。なぜなんだ、と疑問に思っていたら、障子そのものが少ないと言われてしまって、、なるほど。でも、大変いいものだと思うのに残念です。結局、近所の手 漉き和紙工房なども行ってみましたが、気に入った色と枚数の関係で、ネットで障子紙として使える手漉き和紙を買いました。色も今までとほぼ同じ系統です が、この色は大好きなので気に入っています。
さて、さっそく張り替えです。家の中でたっぷり障子に霧を吹いたりできるところなんか(下の画像)、石の家と土間のコラボはすごいです!でんぷん糊でやっ てあるので、良く馴染んでしまえば、はがすのは超楽!こういう作業でいつも思うのは、あまり便利ないろいろ歌っているようなものに走らないこと、障子紙を 含めて、でんぷん糊を使えるシンプルで基本的なものは、後始末も簡単です。この70円のでんぷん糊事体も、もう10年は使っています。さらにあと10年は 持つでしょう。とんでもないコストパフォーマンスです。
普通の障子紙と違って、和紙の場合は重ねて貼ってもそれほど違和感なく、補修も楽なのも良いところ。全面張り終えたところで、シューシュー霧を全体に吹く と、本当に大丈夫なのかって感じに見えるんですが、乾くと、もう気持ちいいぐらいにバリン!と仕上がってます。(上の画像)ワンちゃん、踏み抜かないで ね。
障子張替えの工程、糊は絶対でんぷん糊
2009.10.30