なかなか分かりにくくて、お伝えし難いのですが、石で一段高くなっている台上のケヤキの根本には、苔がびっし り生えています。コツボゴケです。初めは芝を植えていましたが、鳥の巣箱をかけてから、彼らが運んできては下に落とす苔が、いつのまにか根付いていまし た。木が大きくなり日陰も増えて、芝が育ちにくくなっていたのでちょうど良い交代でした。梅雨のさなかの今時分、青々と濡れて光る様は本当にきれいです。 時々この小さなオレンジ色のきのこも苔の間から顔を出しています。

雨上がりの朝、このふかふかの苔の上を裸足で歩くのはとってもいい気持ち。木漏れ日が、あくまでやさしく苔の上で揺れます。自然と呼吸が深くなる、そんな景色は小鳥たちの贈り物。