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「この緑たるもの」ナガサキアゲハの幼虫 by 住民B


ナガサキアゲハの幼虫
「この緑たるもの」と呼びましょうか。
私は虫は別に好きではありません、昔は特に苦手だったと思います。でも、田舎に住んで様々な昆虫達に嫌でも出くわしていると、そのとんでもない外見から神 秘そのものの行動に至るまで、想像をはるかに超えた世界に、良く見てみればこんな面白いものもないという気がしてきました。
「この緑たるもの」はネットで調べたら「ナガサキアゲハ」という蝶の幼虫のようです。大きさは太った小指ほどですが、この全身、抹茶色のベルベットという のか、別珍そのものという風合いはなんなんでしょうか。ふざけているわけではないんでしょうが、そうとしか伝わってきません。なんていうか、”モックリ” しています。その上、下の写真の鼻のように見えるところから、2本のオレンジ色の角が出てきます。黄色に紅葉したカツラの葉にも、めっぽう映えています が、体の節にアクセントにあしらってみましたといわんばかりの木の皮のような柄の模様は完璧すぎて言葉を失います。「ナガサキアゲハ」の成虫(蝶)は普通 の黒いアゲハのようですが、幼虫はインパクトあります。しかもこの幼虫時代も、いろいろに七変化しているようで、「この緑たるもの」興味はつきません。
ナガサキアゲハの幼虫
2008.10.15