家といえば庭

逆光に透けるスノーフレーク by 住民B


家の前、スノーフレークとキモッコウバラのアーチが逆光に透ける夕方
毎年、夢のように咲いてくれるクレマチス・モンタナ・スノーフレーク。上の写真はこのスノーフレークとキモッコウバラのために作った木製アーチからこぼれる、それぞれの一部です。木の腰掛は冬の間にカワラヒワの餌台となっていたもの。
私は、庭に差す西日を逆光で見るのが大好きなのですが、なんともいえないこの黄昏感。朝日とは違うんですねえ。過去に思い出す「印象的な黄昏時の景色」と いうのも、逆光に透き通っていました。「高原の赤とんぼの大群」「河原の風になびくススキ」「犬との散歩道、波打つエノコログサの群生」過ごした一日の時 間のクライマックスのようなところがあるからでしょうか。どれも、楽しかったそんな時間が、もっとずっと遠い過去の記憶にさらに繋がっていくような光景で す。あの西日という光、そして逆光という目が眩むような光がなせる業でしょうか。
そして、この逆光に透けるスノーフレーク。子供の頃に遊んでいたどっかの空き地で、朽ちかけたフェンスに覆い茂っていたツル植物、あれとリンクしているかもしれません。
スノーフレーク越しに夕日が差し込む西側の窓
2009.5.30