サギソウはずっと咲かせてみたい花でした。昔、フシグロセンノウ同様、失敗した経験があり、このサギソウ
は去年からここ、玄関アプローチ沿いに置いた水鉢で(浅間朴石で出来ているんですが、水が漏るので最適でした)、無事咲いてくれています。しかしこの花、
サギソウとしか言いようのない姿がため息ものです。まぶしいほどの白さと巧妙なつくりの花びらが可憐です。
植物には、名前だけですでに詩を成しているようなものがありますが、このサギソウも、その一つのような気がします。夏の季語になっているところからしても、存在が情景です。
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