家といえば庭

ベニ(バナ)ヤマシャクヤク by 住民B


夕日が照らすベニヤマシャクヤク
ベニ(バナ)ヤマシャクヤクの花が咲きました。3年前に、増やしている方から苗を分けていただき、今年、初開花となりました。花は6、7センチ程で大きくはありませんが、白いヤマシャクヤクに比べて長身です。開ききらないようなまあるい花姿がいいです。
上の画像は、夕日がちょうどこの花を照らした時です。そして、下の写真は朝日が差し込んだ時。我が家の前庭は、今や木が茂っているので、山の林の中のよう な状況に近いのですが、この森(ミニですが)を見て暮らす楽しみ、涼しいだけじゃないのが、最近良ーくわかってきました。「光と影」の存在です。遮るもの があって生まれる影の存在。この影あってこそ生まれる質感。光の強さと傾きで、同じ景色も、印象をこれほど変えるものかと、感動します。ベニヤマシャクヤ クもいいところにいました。朝日と夕日にジャストミートです。
お日様がサンサン、お花いっぱいの庭も素敵なんですが、この木漏れ日の中、偶然見つける景色に出会ってしまうと、これがけっこう飽きない。時間ごとに、日 が差す場所が変わり、照らし出され、浮かび上がる草や花たちが代わっていく。風が吹いても変わります!プロの照明さんがやってくれるような演出を、自然が 当たり前に(当たり前なんですが)、24時間無料でやってくれます。朝日に宿る希望と、夕日が包むやすらぎ。また段々、ありがたくなってきました。

ベニヤマシャクヤクが咲いてくれて、とっても嬉しかったのですが、光の賛歌になってしまいました。確かにここ数年、庭といえばもう、花も木もすっかり落ち着いてしまって、ひたすら「光と影」に夢中になっているかもしれません。
※らくと行く、夕方の裏山の散歩道の光と影も、いつかお伝えできるものならお伝えしたいです。なんていうか・・・夢の中です。話が全然ベニヤマシャクヤクと無関係になりました。
朝日が差し込むベニヤマシャクヤク
2010.7.5