石積みの家のくらし

4年目のパイナップル by 住民B


食べた後の葉を土に伏せて4年、実を結んだ画像
見て下さい!ベビーパイナップルです。
暖かい地方にお住まいの方、もしくはパイナップルが採れる地域にお住まいの方にとっては、今更なんでもないことだと思います。でもここは信州、冬は外気温マイナス15度に達する寒冷地。スーパーマーケットで買って食べた4年前のデルモンテパイナップルが とうとう、とうとうその実をつけました。見てのとおり今指先ほどの2センチです。2センチのパイナップルがこれほど可愛い物だとは思ってもいませんでし た。生き物の赤ちゃんって(植物でも動物でも)、それがどれほど小さかろうが、完璧に大人と同じ姿をしているところだと感動してしまいます。(カマキリの 子しかり) うーーー、小さいパイナップル。

食べられるようになるとは思っていません。ただただ、この4年間、思い起こせば、冬を迎える信州11月、ちょっとうっかりのまま、なかなか家に入れてもら えなかったこともありました。「オレを誰だと思っているんだ、パイナップルだぞ」その視線に、わびを入れました。家の中では、とがった葉先が邪魔でパツン パツンと刈り込まれたこともありました。他の観葉植物と違いあまりに地味なその姿に、ホコリを被ったまま冷遇にあまんじることさえも・・。すべて乗り越え て今があります。ベビーパイナップル、ありがとうの4年目の夏です。(主(あるじ)は思いが通じたと言っておりましたが、住民Bは、ちょっと申し訳なくな りました。命ある限り精一杯の自然に感謝。)
2010.7.5