家といえば庭

イトススキの芯 by 住民B


イトススキの芯と石壁
庭の何箇所かに、このイトススキが植えてあります。ススキよりずっと小型で、イトのように細いススキとい うことのようです。華奢な感じが上品で、風情があります。青い間はよく、花を飾る時の添え物に重宝しましたが、今回刈り取って、芯の部分を利用する事にし ました。手袋をはめて、かみそりの刃のように非常に手の切れやすい細い外葉を、全部剥いていきます。やり始めは、この束を全部やるのかと・・腰が引け気味 の、ちょっとした手間仕事。でも段々やっていくうちに、いままで気がつかなかったイトススキの、また違う美しさを発見して、楽しくなってきました。はずす 葉っぱも紅葉して緑と赤のトーンが絶妙だし、この一皮剥いた芯の見事なこと。このまま束ねて飾っておきたいぐらいです。全体がツヤツヤと輝き、黄色から 緑、ピンク、濃い赤と、そして全ての中間色が存在します。香りもほんのりと稲ワラ風でいいです。平らに広げては、感心し、遠くから眺めたり、近くでしみじ み見たり・・イトススキの芯の大ファンになってしまいました。
この芯、何に使いたかったのといえば、干し柿を箱にしまいこむのに下に敷きたかったのです。(その続きはここで)
刈ったイトススキの皮を剥く外皮を剥いたイトススキ
午後の仕事に日が斜めに差し込む初冬
2009.12.3