家造りはまず、竹やぶを開墾する事から始まりました。
身体も入らないほど密生した竹やぶ。のこぎりで一本一本切っていき、まず自分のいる場所と、切った竹を燃やす場所を確保。 枝を払いながら、使えそうな竹は取りおいて、少しずつ進んでいきます。一本切るごとに空が広くなっていく、まさに切り開く爽快さ。
とっておくことにした竹。疲れ果ててその上で 寝ています。これで切った量の100分の1くらい。
開墾のハイライトは、なんといっても竹の根っこの処理。根を掘り返すのはバックホーを使いましたが、 写真のように山のような竹の根を処理するのは、石積み以上に地味できつい手作業でした。
唐ぐわで、根についた粘土質の土を叩きながら落とし、根を乾かし、最後に燃やす、という繰り返し。毎日できたわけではないですが、実働で、ほぼ3ヶ月かかってしまいました。暑かったですし、塩をなめながら、ひたすらやりました。正直、竹やぶの開墾だけは人生1度でいい仕事です。
土手をくずしながら石を掘り出しました。竹の根っこの下から、ガラガラと石が出てくるので、これを、ひとつひとつ拾い集め一輪車で運び出します。
竹の根を片付けた後、全体の整地を終了したところ。 将来、木を植えて植え込みにする場所が盛り土になっているのが、右側に写っています。 真ん中に見えるのは家造りのために少しずつ集めた石の山。ようやく1年かかって基礎工事に手をつける段階まで進みました。
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