石積みの家の記録

開墾/1992年2月11日、始まりの日

家造りはまず、竹やぶを開墾する事から始まりました。

竹やぶ開墾、竹切り作業/2月11日〜

竹やぶの開墾身体も入らないほど密生した竹やぶ。のこぎりで一本一本切っていき、まず自分のいる場所と、切った竹を燃やす場所を確保。 枝を払いながら、使えそうな竹は取りおいて、少しずつ進んでいきます。一本切るごとに空が広くなっていく、まさに切り開く爽快さ。


竹切り終了/3月中旬

切った竹の上で一休みとっておくことにした竹。疲れ果ててその上で 寝ています。これで切った量の100分の1くらい。


竹の根の処分/3月中旬〜8月上旬

竹根の山開墾のハイライトは、なんといっても竹の根っこの処理。根を掘り返すのはバックホーを使いましたが、 写真のように山のような竹の根を処理するのは、石積み以上に地味できつい手作業でした。
唐ぐわで、根についた粘土質の土を叩きながら落とし、根を乾かし、最後に燃やす、という繰り返し。毎日できたわけではないですが、実働で、ほぼ3ヶ月かかってしまいました。暑かったですし、塩をなめながら、ひたすらやりました。正直、竹やぶの開墾だけは人生1度でいい仕事です。


石出し/8月中旬〜11月下旬

土手の石土手をくずしながら石を掘り出しました。竹の根っこの下から、ガラガラと石が出てくるので、これを、ひとつひとつ拾い集め一輪車で運び出します。


整地/12月、今年はここまで

更地の石の山竹の根を片付けた後、全体の整地を終了したところ。 将来、木を植えて植え込みにする場所が盛り土になっているのが、右側に写っています。 真ん中に見えるのは家造りのために少しずつ集めた石の山。ようやく1年かかって基礎工事に手をつける段階まで進みました。


HOME > 年表目次へ > 前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 次へ