9月10日、離れの石積みが終わりました。
3棟目と言うには少し大袈裟かもしれませんが、主屋、丸い小屋、離れという事で3棟目です。
2005年5月に基礎工事に取りかかり、6年余りの月日が過ぎました。当初は、3年ぐらいで石積みは終わる予定でしたが倍の月日を要したことになります。
還暦までは家周りも含めて完成させるつもりでしたが、「まあ、こんなもんかな。」とういう感想です。
ここ数年は夏の1ヶ月しか時間がとれず(天候にも左右されるので)2、3段、進められれば上出来でした。実質の石積みは3年ぐらいだったように感じます。
昨年は、母も亡くなり、私の石積みと共にいた愛犬(ビビ)も死にました。(らく)が新しい家族です。そして、今年に入って、横浜にいた時に大変お世話になっていた親方も、若くして亡くなりました。数々の大きな別れが続き、「歴史的な震災や原発事故などもあり、大きく時代が変わっていくのを感じています。
もちろん、新しい出会いもあり、いろいろな方に我が家を訪問していただき、新たに石積みの家を始められた方も何人か出てきています。私が石を積んでいることで誰かのお役に立てたと思うと嬉しく感じます。
この後の作業は木工事が中心になりますが、出来るだけ石も使っていきたいと考えています。まずは、屋根をかけなければなりません。屋根は丸い小屋と同じように土をのせ、芝を貼る予定です。これに優るエコ屋根はないと思います。
現在東側にある、スチール製の物置を撤去しなければ洗面所を作れないので、(物置は東側へずらして薪小屋と併設の予定)まだまだやる事がたくさんあります。お金もかかる工程になってくるので、資金調達も必要になり、早期の完成を目指していますが、未確定の事も多く、どうなるものか、期待と○○半々というところです。
ただ、「出来上がりは頭にしっかりあります」
皆さんの想像以上の物となる自信もあります。(自画自賛ですが)自分でもワクワクするのですから。。
例えば、仕事として「石積みの小屋と緑の庭」が成立すれば、こんな楽しい仕事はないのにと、常々思っていますが〈お金と工期がかかりすぎるのかも〉なかなか、依頼がないのが現実です。(笑)
家と家周り全体を整備していくのは、時間をかけていかなくては出来ないことは言うまでもないのですが、自分で生活しながらやると終わりがなく、「これでよし!」と思える状態になることはないのでは?と感じています。
逆に全部が思うようにならない部分があってこそ良いのかもしれません。
離れ完成に向けての大きな一歩でした。